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ネット上の従業員口コミ、企業の不正予見に役立つか

  jp.wsj.com ネット上の従業員口コミ、企業の不正予見に役立つか Daisy Maxey 3-4 minutes The Wall Street Journal WSJ の会員になってこの記事の続きを読みましょう 2ヵ月間110円 オプションを閲覧 米金融街は従業員による匿名の企業評価にもっと注意を払うべきかもしれない Photo: Amir Hamja/Bloomberg News 2021 年 10 月 6 日 12:44 JST  従業員が匿名でネット上に投稿した会社のレビューが、企業の不正行為を予測し、回避するために使える可能性があることが、新たな研究で示された。  米ハーバード・ビジネススクールとオランダのティルブルフ大学の研究者が行った調査によると、不正行為の予見には、企業の業績、報道、業界リスク、過去の違反行為など容易に識別可能な要因だけでなく、企業の口コミ評価サイト「グラスドア」に投稿された従業員のレビューから抽出された情報も役立つことがわかった。  ハーバード・ビジネススクールのデニス・キャンベル教授(経営学)が、ティルブルフ・スクール・オブ・エコノミクス・アンド・マネジメントのルイディ・シャング準教授と共同で研究を行った。キャンベル教授は「こうしたレビューには、企業の統制手法や文化、運営、業績へのプレッシャーなど、不正リスクを高める可能性がある要因についての従業員の所見が示されている」と指摘。「従業員の意見」に耳を傾けることで、潜在的な不正行為に関する早期警鐘が発見できるという。  キャンベル教授は「人々が不正行為を起こすきっかけは、実際のところ、その人が置かれている環境にあるというのが我々の見解だ」と述べている。 匿名レビュー  研究者たちは調査のため、「グラスドア」に掲載されている米上場企業従業員の匿名レビューから、2008年6月から2016年12月までの情報を抽出した。期間中のレビュー数が10件未満の企業は含めていない。 ニュースレター購読 週末号 編集長が厳選したWSJならではの深掘り記事をお届けします。(配信日:土曜日)  次に、2008年から2017年の期間で、会社の規模や資本構造、収益性といった企業に関するデータ、各企業に関連するメディア記事の数など報道データを入手。そこから、廃業した企業や買収された企業...