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2021年10月8日金曜日

ネット上の従業員口コミ、企業の不正予見に役立つか

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ネット上の従業員口コミ、企業の不正予見に役立つか

Daisy Maxey
3-4 minutes

The Wall Street Journal

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米金融街は従業員による匿名の企業評価にもっと注意を払うべきかもしれない

Photo: Amir Hamja/Bloomberg News

 従業員が匿名でネット上に投稿した会社のレビューが、企業の不正行為を予測し、回避するために使える可能性があることが、新たな研究で示された。

 米ハーバード・ビジネススクールとオランダのティルブルフ大学の研究者が行った調査によると、不正行為の予見には、企業の業績、報道、業界リスク、過去の違反行為など容易に識別可能な要因だけでなく、企業の口コミ評価サイト「グラスドア」に投稿された従業員のレビューから抽出された情報も役立つことがわかった。

 ハーバード・ビジネススクールのデニス・キャンベル教授(経営学)が、ティルブルフ・スクール・オブ・エコノミクス・アンド・マネジメントのルイディ・シャング準教授と共同で研究を行った。キャンベル教授は「こうしたレビューには、企業の統制手法や文化、運営、業績へのプレッシャーなど、不正リスクを高める可能性がある要因についての従業員の所見が示されている」と指摘。「従業員の意見」に耳を傾けることで、潜在的な不正行為に関する早期警鐘が発見できるという。

 キャンベル教授は「人々が不正行為を起こすきっかけは、実際のところ、その人が置かれている環境にあるというのが我々の見解だ」と述べている。

匿名レビュー

 研究者たちは調査のため、「グラスドア」に掲載されている米上場企業従業員の匿名レビューから、2008年6月から2016年12月までの情報を抽出した。期間中のレビュー数が10件未満の企業は含めていない。


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 次に、2008年から2017年の期間で、会社の規模や資本構造、収益性といった企業に関するデータ、各企業に関連するメディア記事の数など報道データを入手。そこから、廃業した企業や買収された企業など、必要な変数やデータが揃っていない企業のレビューをふるい落として、全データを統合した。最終的なサンプル数として、1478社に関する1万3363件の意見が集められた。

 最後に、企業に対する民事・刑事事件を網羅する検索エンジン「バイオレーション・トラッカー」で、2008年から2017年にかけて米上場企業が起こした2万6934件の不正行為を抽出。これにより、不正行為で有罪となった企業のレビューにどのような単語が多く登場しているかを調べた。

 研究者らは、機械学習技術を利用し、企業のレビューに「官僚主義」、「コンプライアンス」、「落胆させるような」、「えこひいき」、「嫌がらせ」、「敵意」、「能力主義」、「厳格」などの「不正行為関連ワード」がどの程度含まれているかを把握し、将来の不正行為を予測できるリスク指標を作成したという。

価値と限界

 司法省でかつてコンプライアンスに関するコンサルタントを務めていたホイ・チェン氏は、この種の分析には価値があるとしながらも、この研究の限界についても留意することが重要だと指摘している。ホイ氏によると、この手法に基づく予測は、政府による処罰対象となったものに基づいて不正行為を測定しているため、様々な理由から政府が感知、追及していない、多くの「隠れた不正行為」を見落としてしまう可能性もあるという。

 キャンベル博士はこのリスク指標について、既知の不正行為事例で開発、検証されたものではあるが、「隠れた」不正行為の可能性を特定するためにも利用できるのではないかと考えている。

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2021年10月1日金曜日

ロシア当局が反逆罪でサイバーセキュリティ企業Group-IBのCEOを逮捕 | TechCrunch Japan

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ロシア当局が反逆罪でサイバーセキュリティ企業Group-IBのCEOを逮捕 | TechCrunch Japan

Nariko Mizoguchi
2-2 minutes

ロシア当局は、同国で最大のサイバーセキュリティ会社の1つであるGroup-IB(グループIB)の共同創業者でCEOのIlya Sachkov(イリヤ・サチコフ)氏を反逆罪で逮捕し、身柄を拘束した。

サチコフ氏の拘束についての詳細は不明だが、当局はGroup-IBのオフィスを捜索したとロシアのメディアが伝えた、とロイターは報じている。ロシア国営通信社のタスは、現地時間9月28日に逮捕されたサチコフ氏は、名前は伏せられている外国政府に国家機密を転送した容疑で逮捕されたと報じ、報道によるとサチコフ氏は容疑を否認している。

Group-IBはCEOの逮捕を認めたが、広報担当は社のウェブサイトにある声明以上のコメントはしなかった。同社はモスクワの裁判所の判断を精査していて、サチコフ氏の無罪に「自信がある」とウェブサイトには書かれている。

Group-IBは声明で、サチコフ氏不在の間、共同創業者のDmitry Volkov(ドミトリ・ボルコフ)氏が社を率いると述べた。裁判所の命令で、サチコフ氏は少なくとも2カ月間は拘束される。「Group-IBの全部門が通常通り営業します」と声明にはある。

広報担当はタス通信の報道にあった容疑についてコメントしなかった。反逆罪で有罪となった場合、最長20年の懲役となる。

35歳のサチコフ氏は2003年にGroup-IBを創業した。現在シンガポールに本社を置く同社は、企業や政府がサイバー攻撃やオンライン詐欺を調査するのをサポートしていて、国際刑事警察機構(Interpol)やロシアの銀行、防衛企業などを顧客に抱える。

2016年の米大統領選挙に干渉したとして米政府がロシア政府を非難した後、Group-IBは2018年に本社をシンガポールに移した。当時サチコフ氏は、新本社に3000万ドル(約34億円)を投資し、新たに90人を雇用すると述べた。サチコフ氏はこれまでロシア政府に批判的で、シンガポールへの移転は事業を拡大し、独立性を保つための取り組みの一環だと話していた。

米司法省は2020年に、Nikita Kislitsin(ニキタ・キスリトシン)氏の2014年の公訴を公開した。公訴ではキスリトシン氏はネットワークセキュリティ責任者としてGroup-IBに入社する前の2012年にFormspringから盗まれたクレデンシャルを販売しようと共謀していた、との容疑がかけられた。米検察はGroup-IBの不正行為を告発しなかったが、同社はキスリトシン氏が不正を行ったことを示すものは「何もない」と述べて同氏を擁護した。

画像クレジット:Peter Kovalev / TASS / Getty Images

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(文:Zack Whittaker、翻訳:Nariko Mizoguchi

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