東京と伊豆諸島を結ぶ定期旅客船を運航する東海汽船で、乗組員が酒気を帯びた状態で当直
勤務を行っていた疑いや、アルコール検査を別人が代わりに受ける「身代わり受検」など、
複数の法令違反が疑われていることが明らかになりました🚢⚠️
国土交通省は近く、海上運送法に基づいて、東海汽船に対する事業停止命令や安全統括管
理者の解任命令を出すための手続きに入る方針と報じられています。
飲酒状態で当直勤務の疑い🍺
関係者によると、国土交通省が2026年に入ってから東海汽船や同社の旅客船を臨時監査し
たところ、複数の船で安全運航に関わる問題が確認されたとされています。
主に指摘されているのは、次のような行為です。
✅ 酒気を帯びた乗組員による船上での当直勤務
✅ アルコール検査を別人が受ける身代わり行為
✅ 旅客乗船口を閉じないまま船を運航
✅ 安全管理に関する法令違反の疑い
いずれも事実であれば、船員法や海上運送法に違反する可能性があります。
旅客船には多くの乗客が乗っており、乗組員の判断力や注意力の低下は重大事故につなが
りかねません。国土交通省は今回の行為について、安全な運航に深刻な支障を及ぼす可能
性がある悪質な行為とみているようです。
国土交通省が事業停止を検討
関東運輸局は近く、処分案について東海汽船側の意見を聞く「聴聞」を実施する予定です。
正式な処分内容は聴聞を経て決定されますが、報道によると、主要航路を含む事業停止
命令が検討されているとみられています。
事業停止命令が出た場合、対象となる可能性があるのは、東京・竹芝桟橋と伊豆諸島を結
ぶ重要な航路です。
🚢 東京―大島
🚢 東京―八丈島
🚢 熱海―大島
🚢 伊豆諸島の各島を結ぶ航路
東海汽船は伊豆諸島への旅客輸送の大部分を担っています。そのため、運航停止となれ
ば島民の日常生活や観光客の移動、物流などに大きな影響が出ることが心配されます。
国土交通省も、事業停止の期間や対象となる航路について慎重に検討するとみられます。
伊豆諸島の暮らしと観光への影響も🏝️
伊豆諸島では、旅客船が島と本土を結ぶ重要な交通手段となっています。
飛行機が利用できる島もありますが、天候や運航便数、荷物の輸送などを考えると、船は
島民の暮らしに欠かせない存在です。
事業停止が長期間に及んだ場合、次のような影響が予想されます。
・島民の通院や通学、仕事での移動
・観光客の旅行計画
・宿泊施設や飲食店など観光業
・生活物資や荷物の輸送
・島で開催されるイベントや行事
夏の伊豆諸島は観光シーズンでもあり、海水浴やダイビング、釣り、登山などを目的に
訪れる旅行客も少なくありません🌊
今後の運航予定や予約への影響について、利用者は東海汽船や国土交通省からの正式発表
を確認する必要があります。
安全統括管理者の解任命令なら2例目
安全統括管理者らの解任命令が出た場合、2024年9月にJR九州高速船の旅客船「クイーン
ビートル」で起きた浸水隠し問題に続き、2例目になるとされています。
安全統括管理者は、運航会社の安全管理体制を監督する重要な役職です。
乗組員個人だけではなく、会社全体の安全管理やチェック体制にも問題があったと判
断されれば、非常に重い処分となる可能性があります。
2025年にも安全確保命令
東海汽船は2025年4月にも、旅客の避難誘導などに関する教育訓練を修了していない人
を乗組員として勤務させたなどとして、国土交通省から安全確保命令を受けていました。
今回、再び安全確保命令が出される見込みとされており、過去の指導後に安全管理体制が
十分改善されていたのかも問われそうです。
一度問題を指摘された企業で同様の安全上の問題が繰り返されたとすれば、利用者からの
信頼回復には相当な努力が必要になります。
東海汽船「現段階では回答を差し控える」
東海汽船は報道機関の取材に対し、現段階では回答を控え、公表すべき事項が生じた際
には適切な時期に知らせると説明しています。
現時点では正式な処分は決定しておらず、今後の聴聞を経て処分内容が確定します。
そのため、報道されている法令違反の内容や事業停止の対象期間、対象航路については、
国土交通省や東海汽船の正式発表を待つ必要があります。
東海汽船とは?
東海汽船は1889年に設立された歴史ある海運会社です。
大型客船の「さるびあ丸」や「橘丸」、高速で運航するジェット船などを使用し、東京と
伊豆諸島を結んでいます。
主な保有船は次の通りです。
🚢 さるびあ丸:6099トン
🚢 橘丸:5681トン
🚢 ジェット船:3隻
2025年の年間乗船客数は、合計で約60万人だったとされています。
島民だけでなく、多くの旅行客が利用する公共性の高い航路だけに、安全管理の徹底が
強く求められます。
まとめ
東海汽船で、酒気帯び状態での当直勤務やアルコール検査の身代わり受検など、複数の法
令違反の疑いが浮上しました。
国土交通省は近く聴聞の手続きに入り、事業停止命令や安全統括管理者の解任命令を検
討すると報じられています。
船舶の安全は、乗客の命に直結します。特に飲酒に関する検査を形だけのものにする行為は
、絶対に許されるものではありません。
一方で、東海汽船の航路は伊豆諸島の島民にとって重要な生活路線でもあります。厳正
な処分と安全体制の再構築を進めながら、島民や旅行客への影響をできる限り抑える対応
も必要です。
今後発表される正式な処分内容や運航情報に注目が集まります🚢⚠️

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